じゃじゃん、ついにやってきました「ジュエリーの撮影」
憧れだけど、撮れそで撮れない難しいやつです。
撮った事ある人います?上手く撮れました?
上手く行かなかった人はじっくり読むべし。
まず、セット作りから。
無反射ガラスをサイコロで浮かせてセットします。

ガラスの汚れ、ホコリはソルベントでキレイに拭き取りましょう。
注)毛とかホコリは静電気でくっつきやすいので、キムワイプを使いましょう。

コーヒーメーカーに一円玉を載せ、ホワイトワックスを温めます。
太めの指輪に大きな石がはまってる場合は重いのでグルーガンを使用します。
(ホワイトワックスはT.P.C.、グルーガンは手芸店などで購入できます)

ディフューザーを円錐形にカットして隙間のないようにガラスの上に固定します。
この時使用するのは紙のトレペではなくビニトレです。

溶けたワックスに指輪をちょこっとつけて素早くガラスの上に立てます。

指輪の手前もディフューザーを張ります。
ライトは1灯、斜め上からハニカムグリッドで光源を絞って、
商品(この時はダイヤ)に光をあてます。

グリッドで絞ったライト1灯を直接トレペにあててますよね?
硬質の物は堅い光で表現せよ、と言うのが鉄則らしいです。
確かに、傘やバンクでは金属やダイヤモンドの堅さを表現できません。
ガラスの下にサテンの生地を敷いていい感じにドレープを作ります。

隙間からチラチラ~っと見え隠れするジュエリーは
憧れのお給料3ヶ月分です。
完成!!みんなで一回ずつ撮ってみたけど、ライトの位置決めが難しいです。
ちなみにこれは先生の作品。

もちろん撮りっぱなしではなく、Photshopのレベル補正で明るさを詰めています。
最後の仕上げのために明るさの余裕を残しておかないと、
レベル補正で詰めた時、明るい部分がに飛んでしまうので、
明るすぎないフラットめに撮影するのが正解のようです。
ダイヤは光を受ける面がたくさんあるので、全ての面に正反射しない位置を探すのがミソ。
ジュエリーを含めアクセサリー全般はこのように360度うつり込むので、
全体をかこって撮影するのが一般的のようです。
次回から、人物撮影の講習をしばらくやっていきます。