今回は第12回目「黒バックでガラスを撮る」です。
今回は二人のゲストの方に特別参加で我々の講座を見学して頂きました。
一人の方はカメラマンですが、カメラを持ちはじめたのが最近で、
現場の撮影に苦労しておられるとの事でした。
もう一人の方はWEBデザイナーさんですが、仕事の都合で、
自分で撮らないといけない場面も多々あるので見学したいとの事でした。
まず観察。
下の写真のように、黒布の上にガラスの器を置き、斜めに天トレを張ります。
後ろからアイランプをあてて、ガラスに映り込む光を観察します。

初めはバックから1灯だけで撮影。

全体にのっぺりした印象になります。
次にサイドからトレペ越しにもう1灯追加します。

ハイライトがキレイにまわって、ガラスの透明感が出てきました。
背景をデコラ板に替えて撮影します。

バックライトをデコラに反射させて屈折した光をグラスに写り込ませています。
グラスに透明感がでてきました。
ここでホワイトバランスをとってみます。

今日使用したのは銀一のグレーカード。なぜかゲストの方がお持ちだったので、
貸して頂きました。
ホワイトバランスをとるとこんな感じ。

ガラスのツヤツヤした感じが表現されています。
最終的なセットはこんな感じです。

バックからトレペ越しに2灯。サイドから1灯です。
この日のカメラマンはノリさん。
仕上がりはこちら。

ハイライトがシャープに見えるのは黒布でサイドのディフューザーを切って、
エッジを作っているからです。
黒バックは写り込みがひどいので、他にも移り込む全ての場所を黒布で覆い、
たくさん黒布を使いました。黒布って便利ですね。
今回初めてゲストの方に参加して頂いたのですが、お二人とも「参考になりました」とのことでした。
今後も時々ゲストをお招きしようかと考えています。
講習の見学に参加されたい方は管理人ブルマン宛にコメントとメールアドレスを頂ければご連絡致します。
管理人がデータを管理しているので、アドレスが公になる事はありません。
(心配な方は非公開コメントでお願いします。)
何分あまり広くはないスタジオですので、参加人数は限られてしまいますが、
現在お仕事で撮影をしておられる方も、趣味の方も、
プロのライティングに興味のある方は見学に来て下さい